こんにちは。kamaxです。
前回からの続きで、
「彼女が大きなダンボールを
抱えて帰って来ました」
という所でしたね。
久々に帰って来て、
そのダンボールは何かと尋ねたら、
お母さんの仕事を手伝うと
言われました。
お母さんの始めた,
“ネットワークビジネス”の
商品を買ったのです。
それを売れば、収入になると。
お母さんから買ったので、
売ればお母さんにも何%か
収入が入ると。
見ると、化粧品やら、洗剤やら
ギッチリ箱に入っていました。
何と、全部で20万円…。
とんでもない金額です、、。
買ったものは仕方が無いので、
私も休みの日に売りに行きました。
高校の友人、親戚、etc。
この頃、流行りましたよね。
今から20数年前。
ネットワークビジネス、
要するに、ネズミ講です!
定期報告会を夜遅くまで
ファミレスでやりますし、
1月に一回、大きな会場で
イベントもあります。
「皆さん、何が大事ですか!?
世の中、お金なんです!」
ちょっと宗教じみた演出です。
このビジネスの悪い所は、
自分の大切な友達、親子、親戚
から売りに行く所です。
中には、売り上げが欲しい為、
友達や同僚をとにかく家に呼びます。
『とにかく一回家に来て。エエ話
あるねん。来たら分かる』
胡散臭さ満点じゃないですか!?
私は、彼女にも、彼女のお母さん
にも尽くすつもりでやりましたが、
友達には、特に必要無ければ
買わなくていいよ、
という売り方をしました。
「駄目やんか、売り込まな!
あなたも、あなたの友達もこれで
幸せになれるのに!」
まだ若干23歳の若造でしたが、
このビジネスの若手筆頭の先輩が
言う意味が分かりません。
絶対に不幸になる。
彼女のお母さんは、もう十分大人
なのに、何でこんなビジネスやり
始めたんだろう!?
私は、このビジネスに協力する事を
辞めました。
もちろん彼女は、お母さんの始めた
ビジネスに協力しない私に、
嫌気が刺してきた様子です。
私は、分かって欲しかった!
こんなのビジネスじゃない!
友達も、同僚も、ましてや
家族も無くす行為なんだよ、
という事を。
また彼女は、私のいるハイツに
帰って来なくなりました…。
そして、二人、彼女のお母さんとの
関係はどうなったのか??
続きは次回の記事で、、。