こんにちは。kamax です。
さて、前回記事では、
お客様のお坊さんと、
河原の泥沼にオフローディング
に行く事になった、
というところまででしたね。
では、実際河原に行って、
どうなったのか？
「檀家さんの若い女性が来る」
という言葉が頭の中で響いて、
正直オフローディングは
半分どうでもよくなりました。
しかし、やはりオフロードは
「つなぎに長靴」なのです。
ジムニーがスタックすれば、
車から降りて、
けん引ロープを掛け、
また車に戻って
引っ張らないといけない。
いかんいかん。今日は純粋に
お客様と河原の泥ぬたで
オフローディングをするのだ。
もう、カッコをつけるのは
やめよう。
つなぎに長靴で、セオリー通りの
格好でいざ、河原へ！
皆さんの都合で、集合は夜7時。
先に私が着いて、歩いて河原の
泥具合を確認していました。
すると、遅れてお坊さんが
やって来ました。
「やぁ、〇〇ちゃん。今日の
泥具合はどうよ!？」
「あ、〇〇さん、お疲れ様です。
昨日の雨で、ぐちゃぐちゃですわ」
「良いねぇ～、泥ぬた。腕がなるな～。
あ、言ってた檀家さんの女の子、
後ろに乗ってるから」
見ると、何か驚いた顔で、マクドナルドを
頬張っていました。
「初めまして。ジムニーショップ
〇〇の〇〇と申します」
「あっ、初めまして…」
そうか、この女性が檀家さんの、、。
確かに可愛いな。
こっちはどう見えてるのかな!？
まぁ、いいや。今日はお坊さんと
オフロードを満喫するぞ。
たまたま女性がギャラリーで来ただけ。
楽しんで帰ってくれたら良いけど。
そこから、いざジムニーでの
オフローディングが始まると、
お坊さん、激しい激しい！
後ろに座っている彼女が
キャーキャー言ってるのが
聞こえます、、。
「〇〇ちゃん、ちょっと後ろから
引いて！右前突っ込んだ！」
見ると、左後ろのタイヤが
中に浮いてるじゃないですか、！
「分かりました。ロープにテンション掛けて、
クラクション鳴らしたら引きますから！」
ブーン、ブン！
プップ！
ガシャっ、ドンっ！
何とかお坊さんのジムニーは
脱出成功です。
そうだ、後ろの彼女は、
大丈夫かな!？むち打ちとか…。
私は車を降りて、後ろの彼女に
声をかけました。
「今ロープで引っ張って脱出した
んですけど、大丈夫ですか？
むち打ちになってないですか!？」
「大丈夫ですよ、何とか。
ただ、さっきのマクドが
出るかと思った」
はははっ。なかなかおもろい
やないかい。
それからは、45度ぐらいある
土手を上がったり、降りたり、
斜めになって泥ぬたに突っ込んだり、、。
室内も泥々になりましたが、、
気分は爽快です！
「〇〇ちゃん、そろそろ日付け変わるな、
もう上がろうか」
「そうですね。明日仕事ありますし」
帰りは、お坊さんの行きつけの
洗車場で泥流しです。
この洗車場のオーナー、
泥だらけにしてしまって、
ごめんなさい、、。
あとは、気のすむまで談笑タイム。
意外に面白い彼女と、
お坊さんをいじり倒しました。
「この、ウルトラマン！」
「この、生卵！」
「くっ、こやつら、黙っておれば！」
時刻は午前3時前。さすがに皆明日は
仕事なので、帰ることに。
「それでは、お疲れ！気を付けて帰れよ」
「お疲れ様です！彼女も、また来て下さい」
「大丈夫や！また無理矢理引っ張って来るから」
「分かりました。頼みますよ、えんどう豆！」
「くっ、お客様やぞ、わしは」
後ろの席で爆笑している彼女が
ガラス越しに見えました。
いや～、楽しかったな、今日は。
いや、もう日付けが変わってる。
不思議と、帰りの道中は全然
眠たくなりませんでした。
私は、先日婚約破棄した事を
すっかり忘れて、
心から楽しめました。
またそれから、お坊さんとは、
付き合いが濃くなり、
仕事が終わって、よくあの
汚いワンルームに行くように
なりました。
ここから、何か展開があるのか!？
続きは、次回の記事で、、。
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