大人気の現行ジムニーJB64!では、先代のジムニーJB23のデビュー当時はどうだった!?


こんにちは。kamaxです。
最近、にわかに話題沸騰中の、
「新型 ジムニー」
2018年7月にデビュー
してから1年半、
未だに納車に1年かかるか
かからないか、、。
凄い人気ぶりです。
私の住んでいる地域でも、
ちらほら見かけるように
なってきました。
しかし、20年ぶりの
モデルチェンジ
だったんですね~、
前回のデビューから。
過去に「ジムニー専門店」
に居た私としても、
色々と感慨深いものが
ありますね~。
現在では、「レンダリング」
と呼ばれる、
加工した画像をネットに
アップされる数も
増えてきました。
プロのデザイナーでも
ないのに。
メーカーのデザイナーは
大変ですね~。
先走って、自由に加工された
デザインをどんどんネットに
アップされている訳ですから。
これも、今の時代の良し悪し…。
注目している人々は、まだ
デビューもしていない新型車の、
様々な加工画像をもう
見慣れてしまっている、、。
新型車に対しての、まだ見ぬ
楽しみやドキドキ感が薄れて、
寂しく感じます。
とにかく、ネットでは
「新型ジムニー」に関する
情報が乱立しているので、
私はあえて、
前回のジムニーのデビュー当時
のエピソードを語りたいと
思います。
前回のジムニーの発表当時、
私はちょうど専門店に
在籍しておりました。
当時は軽自動車の規格が
変わり、
軽自動車史上初めての、
「全車種一斉に、新型へ
 モデルチェンジ!」
の真っ只中でした、、。
後にも先にも、この平成10年
の軽自動車新規格改正、
それに伴う一斉の
新型車発表は、大改革、
一大イベントでした。
各メーカーは、よくこの改正
に合わせて、
軽自動車のモデルチェンジ
を間に合わせたものです。
もちろんジムニーも、
基本設計からすると、
当時はほぼ18年ぶりの
フルモデルチェンジ 。
新型ジムニーが、どんな
デザインになるか、
楽しみでした、、。
当時は、現在のような
画像加工「レンダリング」や、
ネットもそれほど発達
していなかったので、
ただひたすらに新型車の
発表を待ちました…。
そして新型ジムニーの発表。
私達、更には
現ジムニーオーナーの反応は、
「何だこれ!?」
「カッコ悪~!?」
でした、、。
お世辞にも、新型は
カッコいい!
早く乗りたい!
そんな反応がありません
でした…。
(現在の新型ジムニーは
そう思えるデザインですが)
それまでのジムニーとは異なり、
全体的に丸みを帯びたデザイン、
しかも、ショックだったのは、
「幌タイプの廃止」
でした、、。
それまでの歴代モデルには、
必ず「幌タイプ」がありました。
もともとジムニーは、
小さなジープとして、
「幌タイプ」でデビュー
しましたから。
そのアイデンティティーを
覆す様な、
「幌タイプ」の廃盤、、。
しかも、ジムニーらしくない、
丸いデザイン。
「こんなのジムニーじゃない!」
そういう方が多いのでした。
如何にジムニーが、
そのデザインで選ばれる
オーナーが多いのか、
証明されたのでした、。
デビュー当初の売れ行きは、
決して良くはなかった
と思います、、。
なんせ、新型ジムニーが
デビューしたのに、
スズキディーラーに
旧型を契約しに行ったり、
旧型の「幌 タイプ」が
売り切れたり。
如何に新型ジムニーが
歓迎されていないか、 
良く分かるエピソード
です。
しかも、当時の新型ジムニーの、
テレビCMがまたセンスが
無かった…。
ジムドン.jpg
何をコンセプトにしたかった
のでしょう!?
当時、若手屈指の俳優であった、
織田裕二さんを、
ジムニーに乗せて、
更に恐竜の頭の上に乗せて、、。
「これでは売れないな…」
私や、ジムニー専門店の
スタッフの大半は
そう思っていました。
苦労したのは、
カスタムパーツの開発でした。
今までのモデルのジムニーは、
前後バンパーを外して、
鉄やステンレスの
パイプバンパーに交換すれば、
見違えるほどカッコ良く
なりました。
オーバーフェンダーを付けて、
タイヤを太くしても、
車高を上げて、
タイヤの外径を大きく
しても、似合いました。
しかし、この当時の
新型ジムニー「JB23」は、
前後共に大きな樹脂バンパー。
外すと、とにかく
カッコ悪い、、。
私の居たジムニー専門店も、
この新「JB23」の
カスタムパーツの開発に、
二の足を踏んでいました、、。
そんな中で、純正のサブメーカー
である「SUZUKI SPORTS」と、
サードパーティー筆頭の
「APIO オノウエ」が、
こんなスタイルで新型「JB23」
のカスタムパーツを発表した
のでした。
スポーツ.jpg
APIO.jpg
APIOシエラ.jpg
(本の写真なので、画質が悪く
 申し訳ありません)
あのカッコ悪い新型ジムニー、
「JB23」が、
抜群にカッコ良い、
しかも目新しいクロス
カントリーカーに
生まれ変わっていました!
JB23.jpg
これですよ、元のデザインは…。
ここから、各ジムニーショップ
のカスタムパーツのトレンド
が変わりました。
新型ジムニー、「JB23」
の売れ行きも大きく
伸ばしたのでした。
カスタムパーツ市場、
サードパーティー市場が
ベースカーの売り上げを
伸ばした非常に珍しい現象です。
カスタム1.jpg
カスタム2.jpg
(ここまでカスタムすると、
 原型が分かりません)
あれからもう20年、現行の
新型ジムニー「JB64」が
デビューしたというのに、
今だに先代の「JB23」
ジムニーが、
中古車で売れているという…。
そんなモデルにまで
成長しました!
結局、先代のジムニーは、
過去に例を見ない
カスタムパーツの多さと、
クロカン性能の高さ、
反して、普段のオンロード
での乗り心地の良さが
認知され、
今日まで販売されて
きました、、。
当時、このジムニーは、
「佐藤さん」という方が
開発主任をされていました。
先見の明があったので
しょうか!?
歴代最長のモデルになりました。
佐藤さん、販売当初の無礼を
お許し下さい、、。
さて、今は次なる
新型ジムニー「JB64」
の時代です!
またサイクルの長い
モデルになるでしょう。
既に様々なカスタムパーツが
リリースされていますが、
各ジムニーショップは、
今後はどんなカスタムパーツ
を開発してくるのでしょうか?
どんなスタイルを見せつけて
くれるのでしょうか?
まるでファッションショーで、
今年のトレンドの新作発表を
待つような気分です。
ネットに出回っている
新型ジムニーのデザインは、
世界からもう十分に
評価されていますので、
各ジムニーショップが
どう料理するのか?
今からが楽しくなりそうです、、。
「今現在SJ~、JA~型式のジムニー
 に乗っていて、こんな改造をしようか
 悩んでいる」とか、
 「実際~のジムニーショップの  
 部品ってどうなの!?」
といった内容のご質問があれば、
こちらから お気軽にどうぞ。
私の今までのジムニー車歴の中で、
しかも「ジムニー専門店」に10年弱
勤めていた私から、
あなたのジムニーライフに何か
役立つ情報を 提供させて頂きます。

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