これまでの人生とジムニーの関係 その27


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こんにちは。kamax です。
前回の記事では、私が無事
営業に返り咲き、
忙しいながらも充実した
毎日を過ごす事になった、
という所まででしたね。
(前回の記事は、こちらです)
さて、社長は有言実行
タイプなので、
私を含めて社員の有志を集め、
毎週金曜日、
近くの川原に練習に行きました。
前回の記事でありました、
レースの練習です。
時間は仕事が終わってから、
午後8時スタートです…。
この「レース」というのは、
「トライアルレース」の事です。
起伏の激しいオフロードコース
にラインテープを張って、
触れたらアウト、
バックで減点、
という様なレースです。
「時速5kmのカーレース」
と言われるこのレース、
四駆業界では結構昔から
あるものです。
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2~3か月に一回、定期的に
名のあるオフロードコースで
やっているので、
次回のレースに出るための練習…。
社員の有志は、現在6名。
たまに、Mさんも参加しました。
工事現場でよくある、カラーコーン
を土手に置いて、
土手の周りをぐるっと回る様な
コースにしました。
時間は3分以内、コーンに
触れたらアウト、
バックで減点方式です。
皆それぞれのアプローチを
とって、ゴールします。
数台走るにつれ、轍が出来て
走るコースがパターン化
しつつあるなか、
「ほんならちょっとワシが
走るわ」
いよいよ社長の登場です、、!
社長はその昔、西日本で一位
を取ったトライアルレースの
元トップランカー!
スタート地点に着いたジムニーは、
もの凄いエンジンのうなり音
と共に、
何か凄いオーラを放っていました。
「社長って、人が全然走らん様な
ラインを取って、何故かゴール
すんねんな~。しかも誰よりも
速いタイムで」
こう語るのは店長でした。
私がまだ入社する前、当社は
結構なレースショップでした。
夜な夜なレースマシンを改造し、
定期的にトライアルレースに
参戦していました。
私が入った頃は、そのレースマシンも
会社に置いてありました。
ただ、そのマシンが走った
ところも、
社長が走ったところも見た
ことがありません。
ただ、真剣な眼差しで社長を
見つめる店長は、
社長が本気でレースに挑んで
いた頃の走りを間近で見ていた
数少ない社員です。
あの頃の走りは、未だ衰えて
いないようです。
こけそうな、もの凄い角度で
ゴールした社長のジムニーに、
拍手喝采でした、、。
「いや~、社長、凄い走りやったな、
ちょっと圧倒されて、感動した」
こう言うのは、Mさん。
これでは、Mさんはますます
ジムニーにのめり込みそうです…。
「久々に本気で走ったけど、あかんな、
衰えてるわ。みんなは、これから本気で
ジムニー乗って、レースでも活躍してや」
これでも、腕が衰えたという社長。
初めて見る社長の走りに、尊敬と共に、
ちょっと憧れました。
そして、この社長の下でジムニーに
携われて良かったな、仕事出来て
良かったな、と思いました。
練習の最後に、皆に配られたのは、
コンビニのおにぎりとお茶。
ちょっとした軽食ですが、
感動の後だったのか、
ひどく美味しかったのを
覚えています、、。
それから談笑の後、それぞれの
家に向かってジムニーが
散り出しました…。
毎日の仕事の充実、レース参加
に向けての高揚感、、
私の、ジムニーとの人生も
充実したものになってきました。
このあと、どういう展開に
なっていくのか!?
続きは、次回の記事で、、。

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